大阪府豊能郡田尻村(現在の能勢町)1947年2月生まれ。地元の小学校、中学校を卒業後、大阪府立豊中高校に入学。薬を創ることを夢見て1965年京都大学薬学部入学、薬学研究科博士課程を中途退学し、1972年広島大学医学部薬学科助手として薬学創設に参画。1978年ハーバード大学医学部、マサチューセッツ総合病院研究員として生体膜輸送研究に従事(1年7ヶ月)。1979年京都大学医学部附属病院助手に着任して薬剤部業務・教育・研究に関わり、その後の活動の原点になる。1987年7月京都大学医学部附属病院助教授・副薬剤部長;1990年2月東京医科歯科大学医学部附属病院教授・薬剤部長;1994年1月京都大学医学部附属病院教授・薬剤部長、薬学研究科教授;2010年3月定年退職、4月京都大学名誉教授;2010年4月京都薬科大学学長;2016年3月任期満了、4月京都薬科大学名誉教授・客員教授
「一期一会」、「郷に入れば郷に従え、そして静かなる変革」は座右の銘。
邂逅、多くの人々との巡り逢いのおかげで、大学、米国留学、大学病院薬剤部、薬科大学と所属機関が変わり、またそれに伴い生活拠点も京都、広島、ボストン、京都、東京、京都と出入りの多い道を歩んできた。それぞれの活動拠点において、運命的な人との出会い、研究の新展開、病院薬剤部の運営・業務改革、薬学教育改革、薬科大学の運営など、不思議なつながりを感じる。