加賀谷 肇プロフィール

秋田県秋田市で1953年1月26日生を受ける。幼少期は雪国の風物詩「かまくら」で有名な秋田県横手市で過ごし、秋田県立横手高等学校を1971年3月卒業し、同年4月明治薬科大学製薬学科に入学。学生時代は硬式テニス部と心理学クラブに所属し青春を謳歌。大学4年次2週間の病院実習を国立東京第二病院(現国立病院機構東京医療センター)で行い、若き先輩薬剤師の姿にあこがれ病院薬剤師を目指す。1975年3月明治薬科大学を卒業、同年4月から北里大学病院薬剤部で病院薬剤師のスタートを切る。北里大学病院時代のエポックメーキングなことは、1987年から厚生省のモデル病院として薬剤管理指導業務のプロトタイプを構築するため薬剤部長朝長文彌先生の下でプロジェクトリーダーとして従事。1988年から入院患者の薬剤管理指導業務が診療報酬として(100点/月)が明記された。また、この臨床薬剤業務をさらに発展させるために医師以外で初めて海外研修留学のチャンスを坂上正道病院長より与えられ1989年米国ケンタッキー大学病院、ミシガン大学病院の栄養管理チームでチーム医療の実践とファーマシーマネジメントを学ぶ機会を得た。一方で、病棟薬剤業務を実践しながら母校(薬剤学緒方宏泰教授)に通い1996年9月博士(薬学)の学位を取得、1999年3月に北里大学病院を退職。同年4月から済生会横浜市南部病院薬剤部副部長として転籍、10月に薬剤部長に就任。また、2007年3月に星薬科大学毒性学鈴木勉教授らとともに、日本緩和医療薬学会を設立することができたことで、緩和薬物療法認定薬剤師・緩和医療専門薬剤師制度が確立された。2012年明治薬科大学臨床薬剤学研究室教授を拝命し臨床現場出身の教員として臨床薬学教育・研究を実践し、2018年3月定年退職。2019年6月湘南医療大学薬学部設置準備室特任教授、2021年4月湘南医療大学薬学部臨床薬剤学研究室教授、現在に至る。


【病院薬剤師関係】

日本病院薬剤師会常務理事(2004年4月~2008年3月)、神奈川県病院薬剤師会副会長(2008年4月~2010年3月)、神奈川県病院薬剤師会会長(2010年4月~2019年9月)、日本病院薬剤師会がん専門薬剤師部門認定審査委員会(2012年9月~2016年6月)
日本病院薬剤師会名誉会員。

【学会関係】

・日本薬学会・ファルマシアトピック小委員(1992年4月~1994年3月)、代議員(2015年4月~現在に至る)
・日本緩和医療学会理事(2010年6月~2016年5月)・監事(2018年6月~2024年6月)。
・日本緩和医療薬学会代表理事(2011年6月~2017年5月)・監事(2017年6月~2021年5月)、日本緩和医療薬学会名誉会員。


座右の銘:
「今日は今日の山を登る、何故ならそこに明日の山が見えるから」
人生や人との出会いは不思議なものです。誰がこの道に決めてくれたのであろうか。

ハーバード大学の図書館の壁に書いてある言葉:
「今居眠りすれば、あなたは夢をみる。今学習すれば、あなたは夢が叶う。」

生涯こうありたいものです・・・。


日本薬学会 コラム「薬学と私」 はこちら
第03回「今日は今日の山を登る、何故なら、そこに明日の山が見えるから」

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