2018年6月4日(月)~9日(土)の4泊6日でドイツ薬学視察旅行に行ってきました。
ドイツ薬局の日は、今までは6月の第2か第3木曜日と決められていたのですが、2016年より6月7日に決まり曜日が年により変動するようになりました。
今年は木曜日となり、これまでの薬学視察旅行と同じ行程を辿ることができました。視察地はハイデルベルク、ロッテンブルク、チュービンゲン、視察先は薬局、病院薬局、高齢者施設、オーガニック医薬品WELEDA社の農園。
今年は男性の参加者が多く全体の3/4を占めるほど、それも若い30代が多くいつもとは違う雰囲気でした。ドイツ薬学視察旅行を始めて16年になりますが、薬局の経営者の方が若い薬剤師を派遣するようになってきました。
若い薬剤師の方たちは、まだ今後30年も働き続けないといけないという思いで、ドイツのよい所をみてみようと真剣に研修に取り組んでいました。単に制度が違うということを見るのではなく、薬剤師の業務に取り組む姿勢や心構えという本質的な部分もよく見ていました。ドイツでは効率化によりできた時間で営業時間内に勉強や研修をするといいます。日本も働き方改革が言われていますが、JACPでも率先してと思うのですが、まだ日曜日の研修が多いです。
今はロシアワールドカップの時ですが、視察旅行の時はまだ開幕していないにもかかわらずドイツでは盛り上がっていました。いつも通り、健康サポート機能が標準装備のいきつけ薬局、されど、中身は常に変化し続けているドイツの薬局の姿をみてきました。