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CP羅針盤-48

CP羅針盤
48
著者
吉岡ゆうこ
● CP羅針盤-48
薬局における抗原検査キットの販売、陳列や広告緩和に

 

2021.12.01

 

神奈川県が無料通信アプリ「LINE」を通じて県民を対象に10月25日〜27日と11月10日〜12日に実施した医療用抗原検査キットをテーマにしたアンケート調査(1回目約3万人の回答、2回目約43000人の回答)で、9割近くの人が抗原検査キットに対して購買意欲を持っていて、かつ約75%の人が薬局で買えるということを知っていたが、約6割の人は、どこで買えるか知らないという結果でした。
そのようなこともあり、厚生労働省では11月19日、入手を希望するものが薬局での販売をより認識しやすくなるように、緩和の事務連絡を行いました。

「新型コロナウイルス感染症流行下における薬局での医療用抗原定性検査キットの取扱いに関する留意事項について」
https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000857309.pdf

1 陳列
医療用抗原検査キットは、体外診断用医薬品ですので薬局医薬品に該当します。薬局医薬品は調剤室での陳列保管が必要ですが、調剤室の外での空箱陳列が可能になりました。

2 広告
体外診断用医薬品は、薬機法の適正広告基準により一般消費者への広告はできないのですが、製品名や販売価格など、特例的に一般消費者向けに広告をして差し支えない扱いとなりました。薬局内、薬局の店頭や薬局に隣接する店舗(当該薬局が入居する建物を含む)への掲示、薬局のホームページやチラシ等へ掲載することが可能になりました。

3 他の薬局の求めに応じ分割販売可能
小包装単位の入荷が困難な場合は、他薬局から購入することも可能になりました。使用期限が短いですので、複数店舗を持っておられるところは複数の店舗で使用し、1店舗だけの場合は、連携先の薬局で購入するとよいでしょう。

まずは、皆さんの薬局で抗原検査キットを取り扱うこと、そして、薬局の外側に向けて掲示をしたり、ホームページや様々なアプリやチラシで広告したりなどして、広く一般消費者に薬局で買えることを知らせていきましょう。

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