Goldener Oktober (ゴールデン・オクトーバー)
今回は、当市ロッテンブルグの秋祭り、Goldener Oktober (ゴールデン・オクトーバー)について皆様にご報告いたします。
この行事は、毎年10月の第一日曜日に行われます。日に照らされて黄金色に輝く紅葉の美しい10月。その10月の収穫祭を当市ではゴールデン・オクトーバーと呼んでいます。ドイツの法律では飲食店などの1部を除き一般商店が日曜日に営業することは許可されていません。当番薬局以外、薬局も日曜日には閉まります。しかしこの日は自治体が特別許可を得るので、13時から18時まで市内の多くの商店が秋祭りのために店を開けることができます。
11時ごろになると市内の各地区が出店準備を始めます。売店や屋台先には、たくさんの地元の果物やその加工品が並びます。町のあちこちにゆっくり座れるコーナーが設けられ、雨の場合に備えて大きなテントを張る参加地区もあります。お祭りでは、いろいろな料理を食べられる他、各地区が持ってきた搾りたてのリンゴジュースやそれを少し自然発酵させたモストと呼ばれる飲み物を試すことができます。日用雑貨や来る冬に備え、セーター、手編みの靴下や帽子などを販売している出店もあります。小さな子供達も楽しめるように移動メリーゴーラウンドや駄菓子を扱う屋台も来ています。この日は、お天気が心配されましたが、午後から太陽が雲から顔を出し、訪れた人の数はまずまずでした。当薬局は、毎年この行事に参加し、ビタミンC入りのホットドリンク試飲コーナーを薬局前に設けます。毎回とても好評です。今年は500杯くらい試飲していただいたでしょうか。
また、今年は貴重で非常に心強い応援を得ることができました。当薬局を視察中の日本人薬剤師、服部理恵氏が午後からの業務をサポートしてくださいました。服部氏、どうもありがとうございました。
10月に入って急に寒くなり、カゼの患者さんが増えています。当日も咳、鼻水などカゼの症状を訴えて薬局にいらした方が多く、試飲したホットドリンク用のパウダーを追加でお買い求めになる方もいました。
この日は大忙しで短い時間に沢山動きましたが、皆で楽しく仕事ができました。多くのお客様は、ゆっくり時間をかけることができる日曜日のお買いものを家族と楽しんでいました。また、日曜日に医薬品が普通に購入できることを喜んでいらっしゃいました。
店じまいの後、スタッフ全員でアイスコーヒーを飲みながらくつろぎ、労をねぎらい合いました。