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CP羅針盤-52

CP羅針盤
52
著者
吉岡ゆうこ

● CP羅針盤-52

今が頑張り時、薬局薬剤師にエールを!!

2022.02.03

 

今、会員薬局は大変のようです。無料検査所の指定を受けた薬局は、検査者があとをたたず、電話の対応も大変のようです。抗原検査キットが不足していますが、無料検査所には優先的に入れてもらえます。それから、介護施設や医療機関に販売している薬局も優先的に入れてもらえます。それを活用してみてください(優先的に入れてもらえるかどうかの確約はわかりません)

https://pnb.jiho.jp/sites/default/files/pnb/document/2022/02/新型コロナウイルス感染症オミクロン株の発生等に伴う抗原定性検査キットの発注等における留意事項について.pdf

オンライン診療センターを開設した県は、そこの処方箋の受付に大変だそうです。土日も対応しないといけないそうで、コロナ陽性者宅やホテルへ配達しなければなりません。でも今が頑張りどきです。いつやるの。今でしょう。です。

私も東京都が第5波の一番感染者が多い時に、家族が感染し、濃厚接触者になりました(ちょうど第8回コミュニティファーマシーフォーラムの時に)。まだ、医療機関にかかれました。いまではその医療機関にさえかかれなくなっています。神奈川では医療機関にかからなくても重症化リスクの低い方で抗原検査キットや無料検査で陽性が判明した場合は、医療機関の診断を待たずに自ら療養を始められるよう、「自主療養」を選ぶことができます。感染者数により、都道府県ごとに対応が違いますが、自分の都道府県の対応等に注視してください。

参考になればと思い、私の経験のお話をします。
家族は土曜日に発熱。とりあえず家の近くの救急クリニックにネット予約(この救急クリニック、最近開業したばかりのところで、コロナになった時の対応先として頭に入れていたクリニックのひとつでした)。月曜日しか予約が取れませんでした。その次に東京都の発熱センターに電話をかけました。この電話はすぐにつながりました。医療機関を3つ案内されました。公共交通機関を使わないようにと言われましたので、歩くと30分くらいのところと1時間くらいかかるところ。翌日の日曜日に診てもらえないかと電話すると予約いっぱい、月曜日になるとのことで、予約した家の近くの救急クリニックに行くことにしました。クリニックで診てもらい、検査を実施。検査の結果はその日の夜に出るということで、念のため抗生物質とカロナールとトランサミンが処方されました。薬は薬局の方が持ってきてくれました。お支払いはよくなってからでよいですよと言われました。その日の夜に陽性の結果がラインできました。その段階で家族全員が濃厚接触者。その頃東京都では保健所業務が逼迫していて、感染者にも濃厚接触者にも電話がかかってくる状況ではありませんでした。感染者にはSNSで「〇〇保健所です。感染者急増のため電話ではなくSNSでご連絡させていただきます(このSNSが届いた方は、原則別途電話での連絡はありません)ときました。濃厚接触者はこちらとあり、自分で調べて対応してということでした。そのSNSが来る前にネットで調べるとどこも保健所業務は大変そう、電話がかかってくる前に動けというのをみて、陽性の結果がわかるとすぐにその他の家族全員そのクリニックに予約をいれました。他の家族は陰性でした。しかしそれからが自宅待機期間となりました。主人は慢性疾患があり薬が足りなくなって、電話診療、薬局から薬をもってきてもらいました。それも私がそういう仕組みがあるとわかっているからできたことで、そういう仕組みを知らないと、外にでちゃいけないとして薬がない状況を続けたかもしれません。私の家族はデルタ株だったので、症状は軽症といえども7日間くらい高熱が出て、本人は大変な思いをしました。重篤化しなくてホッとしています。しかしながら後遺症(嗅覚障害)はまだ続いているとのことです。

そのような経験をしているので、薬局のありがたみがわかります。まだオミクロンの感染のピークアウトが見えない今、感染者も多くいますし、その濃厚接触者はその5倍はいると考えなくてはなりません。

いまが頑張りどきです。薬局でできることはできる限り対応をお願いいたします。

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